支援事例

相談者Gさんの場合

ご本人(地域包括支援センターのケアマネジャーが情報提供)

男性Gさん(64歳):自立

在宅で独居生活 (体調面に不安あり)、娘に負担をかけたくない

相談内容・問題点

一人暮らし (分譲マンション) であるが、持病(糖尿病) があるため体調を崩し自分で通院できない場合にどうなるか心配 (不安) である

妻とは離婚しており、子供は長男と長女がいるが長男とは音信不通の状態

身元保証人としては長女がいるが、娘自身の生活もあるので負担をかけたくない

所有するマンションや車を売却し、入所する施設で最期まで生活したい

施設への入所を考えるのであれば、身体的に機能が低下する前に検討し、準備を始めるのが好ましいことを提案する

年金や預貯金とマンション 車を売却した上で、将来的な生活設計に不安がある状況であったため、ライフプラン試算表を作成し説明する

将来の生活設計に問題がないことを理解していただき、施設への入所となる

契約後の状況

本人はパソコンが得意で自立のため、介護度が低く自由度の高い施設に入所される

施設へ持ち込む荷物の分別、引越し業者の手配から見積・作業時の立会いを実施

入所に伴い住所変更の代行手続き、かかりつけ医からの紹介状の手配等を行う

身元保証人として施設関係の契約手続き、当面の生活必需品の購入代行を実施

< 契約後1ヶ月 >

ご本人から「娘 (長女) に少しでも多く財産を相続させたい」との相談あり

担当弁護士から公正証書遺言について説明。ただし、相続財産には遺留分があるので全額を長女様に相続させることはできないことを理解していただき、公正証書遺言書の作成準備をする。

担当弁護士がご本人のご意向を確認し、公証役場で公正証書遺言書の作成手続きを実施

< 契約後3ヶ月 >

ご本人から「認知症となった時にどうなるのか心配である」との相談あり

担当弁護士から任意後見契約について説明。長女様に負担とならないよう担当弁護士に全て一任する

担当弁護士がご本人と契約内容について調整し、 公証役場で任意後見契約手続きを実施